Madama Butterfly

ラストの姿を刻み込む


一週間ぶっ続けてやってきたサヨナラ企画。自己満足な形ではあったけどすごく楽しかった!
(実は一週間のタイトルの頭文字を順に読んでいくとあの方の名前になったり…)

最後は運良く見られた大楽の様子(芝居&ショーは宝塚的感動空間で)を綴ります。

15時頃、劇場前に着くとすでに大賑わい。
そして二つ並んだ白いテーブル…さららんとうーさん会のでした。
羽根とかつけてて可愛くてね〜さらら会って本当に極細やかな事が綺麗で上手!(お茶会も)
会からチケットを受け取り、いざ劇場内へ。
席が違う友人と別れ、2階6列のほぼセンターという見やすい所で観劇体勢。

内容はここでは省きますが、そりゃあ大号泣どころじゃない
基本的に他人に迷惑をかけたくないので‘静かに泣け’がモットーなんだけど
ちょっと(特にショーは)嗚咽系で体震えて…状態で。
周りに迷惑かけてしまいました、反省。
お馬鹿だなぁと思うのは泣きすぎて、かなーり変なハイ状態になってしまい
じっくり舞台を堪能できなかった事。
あと目がウルウルして肝心の舞台を見てもぼやけてしまった事。超勿体無い…

泣ける、と言えば幕間で声をかけて下さった方が知り合いで(しかもお隣)
私がファンだと知ってて「もっと前で見なよ」と知り合いの友人の2列目の席と交換してくれて。
その方、お茶会で会ってたんですが正直ちゃんとお話した事なくて、
なのにこんな見やすい所に交換してくれてその優しさに泣きそうになりました。
お名前が分からないんですが(爆)この場でお礼。
あの節は本当に有難うございました!

さて、肝心の退団者挨拶。
まず組長が緞帳前で一人挨拶。
あの元気なユラ組長が神妙に話してる姿は貴重で(おい)また普通だったら退団者コメント
が書いてある冊子を持ってるのに、ユラさんは完全に暗記してきてて。
かなり尊敬(今後の予定なんかあっぱれで思わず皆拍手[ユラさんもすごいでしょ、と言ってたけど])
さららんとうーさんの舞台歴を簡単に話す組長。
さららんは月→宙→月だけど月に戻る時「絶対戻るんだ」みたいな確信があったらしく、
それについて「占い師みたいでしょ」とツッコむ組長(笑)
組長からさららんへのコメントはやはり熱い、と言ってた気がします(大分忘れ気味…)
うーさんは副組長で組長と同期、という事からかやっぱり同期生としてのコメントな感じでした。
感慨もひとしおだよなぁ…光樹だからやってこれた、みたいな事だったと。

そんな語りを終え、緞帳が上がり退団者が階段から降りてきます。
さららんの「ハイ!」という声はマイクが元から入ってたのかすごく大きくてちょっと吃驚。
ゆっくり降りてくるその姿は笑顔満面というよりは穏やかな表情をしてました。
芝居、ショーでも思ってたけどなんて退団者ってこんなに良い笑顔するんだろう。
今まで見てきた中で今日が一番格好よかったです。
霧矢氏から花をもらって静かに穏やかに始まった最後の挨拶。

(うる覚えなので後日のスカステ等でちゃんと確認してください…)
・この数日間今までの楽しかった事が一気になくなってしまうかのようで淋しかった
・でも今日は一日本当に楽しくて涙を流すのを忘れてしまうぐらいだった
・色々な方々に感謝のお礼を言う

−ここまではありがちな(感動的)挨拶だったんですが…さららんは最後までさららんだった

・「(急に声色を変え)でも…私はここで初めて明かします(何かとドキドキする)
 私は月船さららを忘れないで下さいとは言いません!(どうするんだ!?)
 忘れたくても忘れられない、100歩譲って「さららんって嫌いなんだけどなんか憶えてるんだよね〜」
 でも構いません!
 皆様が忘れてしまいそうになったらその時は私が皆様の前に姿を現します!
 じゃないと悔しいじゃないですか(違うかな?)宝塚が好きで、宝塚が生きがいだったんです。」

この熱い!さらら節を聞いて「やっぱりさららんはこうじゃなきゃ!」と思い、
訳の分からない感情のせいか泣き笑い状態に陥ってしまいました(『なみだ橋』の時みたい…)
きっと嬉しかったんです、さららんらしさが最後に垣間見れて。
そしてあの劇場でもう一度姿を現すと宣言してくれた。
こんなに嬉しい挨拶はありません。
こんな事されて、今までさららんから色んなものを貰って、忘れられる訳ないじゃないか。
挨拶の間に笑い声と3度の拍手を聞いて、一筋縄では終わらせてくれないさららんが

もっともっと大好きになりました。

他の生徒も大爆笑だったもんな…(笑)
この挨拶を聞いて当分会えない悲しみよりいつか会える楽しみの方が勝って気が楽になりました。

こんな爆笑(?)挨拶の後はうーさん。
やりずらいか?と思いきやうーさんもしっかり笑いをとって大拍手。
(至って真面目な事言ってるんだけど語り口調がちょっと江戸っ子っぽくて面白。
出だしが「さぁやってまいりました」だもん)
あ、同期生からの花束はマミちゃん(真琴)が来ました、かなりサプライズ。
うーさんとがしっと抱き合ってて微笑ましい一面も。

それにしても…ナンダこの退団者(&月組子)たちは…
先月見た宙の感動的退団挨拶とはかけ離れた雰囲気!爆笑!熱い!(笑)
こんな所にまで組の色が出るとは思いませんでした。
最後に締めるアサコ氏の挨拶を忘れるぐらいだもの。
そしてすみれの花咲く頃を歌って一度幕。

一度目のカーテンコールではさらにサプライズ!
アサコ氏が言ってくれてさららんとうーさんだけを銀橋に渡らせてくれたのです!!
これ、めちゃくちゃ嬉しい!!二人も戸惑いつつも嬉しそうだったし。
本舞台の組子たちも「ヒューッ!」と大はしゃぎで祝ってくれて。
なんて熱くて飾り気のない温かい組なんだろう(涙)月組ラブ。
本舞台に戻った二人にアサコ氏が何か一言、と言ったらここでまた熱血さららんの違う一面が。
「(小声で)やっぱり自信がないので忘れないで下さい」
その声が、井出達が…くっ…可愛いなぁ、もぅ。
そしてうーさんも便乗して「じゃあ私も忘れないで下さい」だって。
最後まで面白く終わろうとしているのか!

二度目のアンコールはアサコ氏がさららんの事をばらしてました。
アサコ「月船は幕が閉まってから弱気な事を言ってしまいました…と言いました」と。
でもそれでいいんだよ的な事を言ってた気がします。

折角の最後なので出待ちもしたんですが。
すでに人がいっぱいで殆ど見られないだろうな…な場所で待機。
だって前の人がビデオカメラを持ち上げて撮ろうとするから見えなくなるし(怒)
でもかろうじて私の目に映ったさららんは赤い口紅が印象的でやはりすごく穏やかでした。
それを見るだけでまた涙が出そうに(いい加減にしなさい)
その後、うーさんの優しさに溢れた笑顔を見て、帰路に着いたのでした。

家に帰ってきて家族に開口一番言われたのは「能面みたいな生気のない顔してるよ」
…なんじゃそりゃ。
確かにすごく泣いて いっぱい笑って 嬉しいとも悲しいともつかない感情が一日渦巻いてて
全てを今日の舞台に吸い尽くされたんだと思うと可笑しくなりました。
すごく良い舞台だった。
すごく良い挨拶だった。
こんな素敵なクリスマスはもう二度と来ないでしょう。
こんな日に、いやそんな想いにしてくれたさららん。
あなたに出会えた私は本当に幸せ。
待つのは慣れてるので(笑)私はもう大丈夫。
少し先の未来がとても楽しみになりました。
未来に希望があるってなんて素敵なプレゼント。

この7日間、私の自己満足な企画にお付き合いくださいまして有難うございました。

2005.12.25