埒があかない不良少年?
さららんウィークも残すところあと2日。
書いてる自分でもビックリだけど、この一週間ひたすら彼女の事ばかりでした。
ちゃんと日常も送ってますよ(汗)でも家族に何言われても
「ごめん、今頭の中さららんだけだから…」を繰り返してたからなぁ(ちょっとイタイ)
まぁ家族も分かって何も言わなくなりましたが。
さて6日目の今日は『BourbonStreet Blues』
今年のバウホール5組連作公演企画の月組ver。
ジャズ、ブルースを主体にした音楽、エネルギッシュなダンスナンバーを盛り込んだレトロな
味わいを持つ、恋ありサスペンスありの冒険活劇。ニューオリンズを舞台に、一人の不良少年
が、挫折と悲哀の末、やがて生きる上での真実、希望を見出すまでを描いた青春物。(抜粋)
演出の正塚先生が放つ、古き良き正塚ワールド健在な作品。
最近の正塚作品にはちょっと違和感を感じていたのでここにきてこんな自然でシンプル、
でも熱くて正塚流男役の美学プンプンな作品に出会えたのは嬉しかったです。
さてさららんは主人公のジェフ。
喧嘩っ早くてキレやすい。基本リーダー的な強気の面を表に出すけど、案外素直だったり。
強気なのに彼女(シンシア)にだけは弱気、そんな所も微笑ましい。
共に孤児院出身で幼い頃から一緒にいたから友人以上恋人未満、って感じもするんだけど
(特にシンシアが)ジェフはかなり好きな様に見えます。
特に一幕はそのちょっと不確かな関係性がどうなのか、うずうずしたりして。
でもさららんが一番上手く表現していたのはジェフの陰の部分。
若者特有の苛立ちとでも言うのか、同世代の他人と比較して焦って全然ダメな自分に対して憤って…
時には挫折してどうでもよくなってみたり。
見えない未来への不安や今の自分の状態ではどうしようも出来ない、がんじがらめで
思うように動く事さえ出来ない歯痒さ。
舞台とは時に役を考えすぎて作りこんでしまいそうになるけど、それは決して本物ではない。
若者特有の不安定な心情ほど、きっと考え込んでしまいそうになるだろうに、
さららんは舞台でそれを自然にやってのけた。
まさに等身大の格好良さ。
今だからですが、未来が見えず足が沼に沈んでいくような不確かな不安ってジェフはもちろん
だけど、さららん自身もそうだったんじゃないかなと思います。
さららんが退団を決意した作品こそこの『BourbonStreet Blues』
退団決意って並々ならぬ感情の揺れや葛藤があると思うのです。一大決心だからね。
4番手という一応スター路線だけどやや中途半端な時期に、改めて自分を振り返ってみて
もっとやってみたいと思ったのがお芝居で。
正塚作品は歌やダンスより芝居メインの演出だからそれに賭けた、みたいな事を言ってました。
今後を決意する作品でもありジェフが今の心情と被るからあんなに等身大だったのかなと。
退団する今だからこそ、そう思えてならないのです。
ジェフをずっと見守ってる刑事フェルッティさん(嘉月)の言葉も大好きです。
「おまえはおまえだよ」
その一言でどれだけ心が軽くなるだろう…
さららん最後のバウ主演作がこの作品で本当に良かったと思うのでした。
さていよいよ明日、月船さららさんが退団されます。
本当は自宅で‘さよならさららん’をしようと思ったのですが(暗)
幸運な事に大楽を観に行ける事になりました(最近運が良すぎてちょっと怖い)
なのでちょっと変更して最終日は大楽模様なんぞを書くつもり。
ちゃんとお見送り出来るかな…いささか心配ではありますが、今日はこのぐらいで。