『炎にくちづけを/ネオ・ヴォヤージュ』3 涙の雫を見つめながら
観劇ウィーク第三弾、にして最強の。
『炎にくちづけを/ネオ・ボヤージュ』の千秋楽公演に行ってきました。
幸運にも楽チケを自力でゲットして、それからガイチ退団を知って。
何が何でも行かなきゃ!な心持ちでいたこの数ヶ月。
初めに言っておきますが、ガイチにメロメロな文章で構成されてますのであしからず…
お芝居・ショーともに基本的な考え方や印象は今まで通り。ですが、楽ともあってすごい熱気。
ちょっと不思議なオーラに包まれてのスタートでした。
【芝居】
〇初の1階席。近くなって、客席に来る生徒達の迫力をひしひしと感じるけど
兵士達の群像芝居を見るならやはり2階が良かった。
(1階だと重なり合っちゃって後ろの生徒達が惜しいもの)
〇いつにも増してコーラスの迫力とハーモニーの美しさを感じ、鳥肌もの。
特にジプシー女性達のコーラスは頭から離れず。
〇お芝居でやっと退団の綾花ちかちゃんを発見!(遅いよ)
ずっと修道女かと思ってたら兵士にいました…
〇兵士と言えば、またまたやっと蓮見ゆうや氏を発見。つくづく感じたのが
自分の好きな組じゃないと、同じ格好(兵士とか修道女とか)されると
案外見分けがつかないという事。ダメダメじゃん!
〇レオノーラがマンリーコを想って歌う場面。両手を広げてその手を震わせてるのは何故?
感電したかのように恋に落ちたという意味?
〇ガイチ登場。と同時に怒涛のような拍手(やはりね)
でもお芝居はそんな退団の空気に飲まれる事無くルーナ伯爵でした。
悪役ポジだけど、もうなんか格好良くて仕方がない!
前回より、マンリーコに対しては声に凄味があったり、修道院の場面では聖人のような清い声だったり。
濁音がつくような渋い声から内面の苦悩を表す苦々しい声。
まさしく声の七変化。ガイチは惚れちゃうような素晴らしい所が沢山あるけど
mahinaが一番好きなのはやっぱりこの声。
〇ジプシーの作戦でつかまるルーナ伯爵が銀橋の最後のポーズでにやっと笑ってた(驚)
この時から絶対次の惨殺の場面考えてたよ!!悪役ルーナ万歳〜(おい)
〇マンリーコとレオノーラが結ばれる場面、レオノーラを見つめる彼の目が穏やかで
なんだかタカコそのものなような気がしてきた。
「驚きと喜び」と言ったレオノーラの言葉にはにかむような笑顔を見せて、思わず胸キュン。
〇タニパリアの遺言「いいか!良く聞け!」の所がいつも以上に強くて思わず客席の空気ストップ。
何だか超いたたまれない…
〇ルーナ伯爵の「3ヶ月が過ぎて」と歌う場面。「勝利のむなしさ」と言ってるだけあって、
どんなに地位があり金があっても尊敬されても心のやすらぎはない悲壮感が伝わってきて辛い所。
その後の兵士に迎えられての場面が凛とした笑顔だからまた辛くなる。
誰にも分かってもらえないこの辛さ。否、辛さを周囲に見せてはいけない立場上の問題。
ここまで孤独な役は演ってて辛いだろうな。
【ショー】
■ガイチを見るだけで胸がいっぱいになる。
だって花が!花つけちゃってるよ!
花って退団を実感させるから嫌なような、良かったような(どっちだよ)
すっごく嬉しそうな表情して踊ってた印象強し。
■ハロウィーンも楽仕様。子供たちはカボチャのお面やら帽子やら被り、
タニもハロウィーンのパペットを両手に!これがめちゃ可愛い〜
マリエさんもいつもの警帽からカボチャ帽に替えてお茶目感UP。
大爆笑のうちに終わった感じ。
全体的に可愛いのに、タニは格好つけてるからそのギャップがまた良し。
■タップ場面で綾花ちかちゃんが胸に小さな薔薇の花を。
その姿にまたウウっとくる(本当に花に弱いワタクシ)
同場面で友人一押しの春風弥里氏を発見(芝居でも見つけたけど)
かなりキュートな顔でちょっと注目。
■タップ銀橋歌い継ぎメドレー。
ガイチが大拍手に見送られ一人で通ると、次のラブラブバカップル(違)
アヒちゃんとるいちゃんのほんわかカップルがマジで激ラブ。
タニが格好良く歌って、真打ちタカコの時に下手から出てくる花總さんが何気に可愛くてツボ。
ジャズのメロディにノリノリで、タカコに投げキッスしてから本舞台に出るのがキュートですから。
■ガイチが嬉しそうにニコニコ笑いながら踊るのと対照的にタニはあくまで格好良く決めて踊ってて。
この対比が面白い。
月時代のタニってガイチ型だと思ってたのに宙にきてから急に大人度を上げた気がします。
意識の変化?久しぶりに月時代のやんちゃっぷりを見てみたいんだけどな…
■「ロマチカ」青い精の服を着た銀河旅人(…らしい)の中に聖野花珠氏が。
右手に白い花をつけて青い服に映えてて素敵。最後の表情も妖しげでウインクまでして…
その瞬間を見れて良かった(しみじみ)
■花總さんと若手男役が本舞台で踊る中、銀橋を歌い歩くガイチ。
こことフィナーレのソロがショーの中では一番泣けました。
銀橋では本当に穏やかで澄んだ天使の歌声のような美声を披露。
聞くだけで幸せだけど、もう宝塚では聞けないと思うと胸がいっぱいで。
フィナーレは言うもがな。
■最後の(mahina的)ハプニング。
タカコと花總さんのデュエット、銀橋で決めポーズをして終わった途端に客席がスタンディング!
拍手でそのまま1、2分は進行が止まってしまう状態に。
私は思わず「ぅえええ?」状態。
いや、高度なテクニックで確かに素晴らしかったけど、大拍手を送るのも分かるし
私も心から拍手したけど。
その後のフィナーレで階段上にはすでにガイチが待ってて。
最後なんだからガイチに花をもたせてあげよーよ…と思ってしまったり。
その二人への拍手が「ここでショー終わりっ!」って感じもしちゃったので。
むしろ私はガイチの時にスタンディングをしたかったです。(心の狭いファンだわ)
宙組ファンとして退団発表された二人に何かしたかったのかな?
でもこの公演はガイチ退団公演なのだよー
最後でちょっとだけ、しこりが残ってしまった…
でもガイチ本人はそんな事絶対思ってないと思うからあくまで私の我儘発言であり戯言です…
良かったよ、タカハナデュエット(←何か付け焼刃・笑)
スタンディングになった時の二人の一瞬の表情が忘れられません。
え?(苦笑)みたいな。本当に驚いたんだろうな〜
■パレードのガイチの場所がちょうどmahinaの座席の目の前で!
何度目が合いそうになった事か…これだけでもう幸せ。
【サヨナラショー】
マリエ組長のコメントの後で始まったサヨナラショー。mahinaお初でございます。
前回星のケロ退団の時にも楽は行ったけどショーはしなかったし。
何か全体的にやばやば。
幕が開くと広い舞台の階段上に一人立つガイチ。
そして歌うは「シャレード」
そしてバックダンサーはタニとるいちゃん。…思いっきり(元)月メンバーじゃん!←真琴さん時代
この時代って生で殆ど見てないんだけどやっぱり懐かしさがこみ上げる。
部分的に分からない曲も実はあったけど「too dan hot」はラテンでガイチに似合ってるなと思い。
綾花ちかちゃんと聖野花珠ちゃんがバックで踊ってるのも嬉しくて。
あと何より嬉しかったのはサヨナラショーに雪の「タカラヅカグローリー」の「飛翔の時」を
入れてくれた事。
雪ファンとしてこれほど嬉しい事はないですよ。
それだけあの公演が楽しかったの?と思えてしまう。
私も雪で「飛翔の時」を歌っているガイチが嬉しそうですごく好きだった。
ガイチが一度はけ幕前であひちゃん、ともちん(+娘役二人←ど忘れ・汗)が歌う。
それが中国公演でガイチが紫吹さん達と歌ってたジャズメドレー♪
これ、アレンジも曲も全て好きだったけどまさかくるとは思ってなくて感動!
あひちゃんもともちんも格好良かったな。
そして再び本舞台に一人でガイチが。
ここで事前に連絡のあったペンライトをがさごそ。
一人で歌う中、客席には何百もの光の洪水が…そりゃあ美しかった。
見た目の美しさとガイチの歌うサヨナラ仕様の歌詞と。
ここでmahina撃沈。ボロ泣きしちゃいました…そりゃ泣きます。
銀橋にもライトで「GAICHI」の文字が浮かんでるし。
宝塚の生徒って私達が想像出来ないような辛い事も沢山あるけど最後は本当に幸せなんだろうなと
思いますよ。
サヨナラショーなんて特に粋なはからい。
最後は宙組生が全員出てきてガイチの銀橋渡りを見守ります。
ここで薔薇を持って客席に投げるガイチ。
でも一輪とろうとしたら薔薇がボロボロこぼれる!(え?)
感動してたのにちょっと「大丈夫?」と思ってしまった。
でも銀橋に落としてしまった薔薇もちゃんと自分で拾って投げてる姿に
少しでも多くの人に薔薇を渡したいというガイチの気持ちが伝わって、その優しさに胸キュンでした。
銀橋しゃがむ人なんてあまりいないんじゃないかな?
そして一本だけ残して本舞台へ。
その時点で薄々感じたけど、やはり最後の一本はタカコに渡してました。
何て粋な事するんだ、ガイチ〜(涙)
タカコもすごくビックリしてでも嬉しそうに受け取ってました。同期万歳。
そして袴姿での最後の挨拶。
愛紗ももちゃんはハキハキとした口調ですっきりと。
聖野花珠氏は花珠という芸名の由来(真珠の花球だそうで)を交え男役らしくキリっと。
綾花ちかちゃんは心から宝塚を愛している感じでちょっとウルウル気味、でも幸せそうに。
白河るりさんは「ル・プティ・ジャルダン」の台詞「私を幸せにしてくれるもの…」をもじった穏やか美声で。
皆素敵な挨拶でした。
ちょっと可笑しかったのは花珠氏とちかちゃんがセンターが分からなかったのか、
階段上で行ったりきたりしてて初々しかった。
ちかちゃんなんて斜め降りしちゃってそれにはビックリ。
ちかちゃんにお花を渡した同期生が和涼華で帽子に隠れてよく見えなかったけど、
涙流してて(同期だからね)その姿に私も泣けてしまったり。
そしてガイチ。
堂々と、でも穏やかに降りてくる姿。退団者特有の美しさをかもしだし。
専科の一樹さんと同期のタカコ、マリエさんに花をもらい。
その声からでた言葉は感動で胸が詰まったかのような。
上手く挨拶をしてた下級生も素晴らしいけど、本当に感動した時って喜びや嬉しさ、
いやそんな言葉で片付けられない程の感情で上手く言葉に出来ないと思う。
その様子がありありと分かり、こちらもまた感動。
カーテンコールではちょっとウッときてて胸を押える仕草をして。
劇場全てが温かい割れんばかりの拍手で包まれて、千秋楽が終わりました。
そして締めくくりは出待ち!
東京ではブンちゃん最後の「追憶のバルセロナ」の入り待ちをして以来。
だから勝手が分からずあたふた(馬鹿)
ありがたくも友人の入っているFCに入れてもらいFC側から色々な方の出を見る事が出来ました♪
まず退団者からですが、皆晴れやかでいい笑顔してました。
最後に出てきたガイチはFCの人から言葉をもらって嬉しそうにしてたので笑顔でこっちにくるかな?
と思いきや目の前を通り過ぎた時にスッと一筋の涙が…
目を潤ませハンカチで涙を拭いて。その姿にこちらも貰い泣き。
こんな、ガイチの感情に素直な所がとても好きです。
退団者が過ぎ去った後は宙組生が。
色々な方が間近で見れて幸せすぎる…タカコもタニも格好良かったし(スタイル良すぎなこの二人)
下級生も友人に「〇〇さんだよ」と教えてもらいながら拝見。
和涼華が通った時は一人嬉し泣き(馬鹿すぎ)
素顔のあひちゃんはとても美人さんでした(モデルみたい!)
ともちんはFCの所に嬉しそうに駆け寄ってたのが印象的(可愛いなぁ)
早歩きの鈴奈さんの後を同じく早歩きで追っかける右京さんが面白く。
久しぶりに周りの方とキャッキャッ(…死語)しながらの出待ちでした。
ほぼ半日が千秋楽モードだった今日。
感動の涙に包まれつつも温かく穏やかな素敵な一日でした。
ガイチさん、お疲れ様でした。
これからも素敵な美声を聴かせてくれる事を望みます。