『エリザベート』(月組) 死にたいのか…
もう死ぬ!貴方ならいーやっ!
…怖い幕開けですが、お分かりの通り「エリザベート」2度目の観劇です。
今回はな、なんと2列目!!
やっぱり宝塚は舞台と近すぎると死ぬ(おい)確立が高くなる。
だってまともに直視出来ないの(涙)それだけのオーラがっ!
で、変に直視してたまたまスターと目が合ってしまった時なんてもう…
体が‘ビクッ’となって息が止まったままですよ。
しまいには手が震えてくるしね←大丈夫か?自分…
そんなこんなのドキドキ観劇だったんですが、やっぱり近いとオペラグラスを使う必要がないから
瞬時に色んな所を見る事が出来ていいわぁ。
そして近くてエリザで何が良いってやっぱり「ミルク」でしょ♪
まぁその辺りの細かい事はこれから乱筆していきます。
【第一幕】
■ルキーニ登場は上手なので(私の席は下手)ちょっと遠かったんですが、
でも「さぁ語っておくれ」と霊魂に向かって言う所は横からルキーニの表情が見れてお得感UP。
客席を背に向けても異質感たっぷりでGood!
■そのルキーニ、霊魂達の悲鳴が共鳴に変わる所で結構色々芝居をしてました(やっと気付いた奴…)
子ルドルフが歌う時に後ろから手をかざしたり。
やっぱりルキーニ=トート説は月組版では納得してしまうかも。
トート登場の前にルキーニが壇上に立ってて霊魂動かす(様に見える)のだって
それだけの存在って事だろうし。
※一概に同じ存在ではなく対等、もしくはトートが作りだした自分の分身
(周囲に表現させる存在として)と言う考え
■やっぱりプロローグの不協和音好きだぁ〜
■ゆら姐さんは霊魂っぽくない(爆)目がランランとしてて死んでる感じが…
その点最も霊魂ぽいのはさららんなんだけど、位置的にプロローグでは見えず残念。
■シシィ歌上手くなってる〜(驚)少女時代から難高音の「私だけに」までかなりの完成度!お見事。
■そしてアサコシシィ激ラブ(笑)の星原パパ。もう娘にメロメロっぷりが滲み出すぎです(笑)
そしてそんな愛しい関係が大人になって悲しい結末を迎えると知っているだけに、
こんな所からホロリ。
■エリザベート一族はなかなか個性豊かで(笑)越乃氏、嘉月氏はダンディすぎてメロッメロ(バカ)
そんな中あーちゃんだけが可愛くてキラキラしてました〜
そして都ちゃんの弟!!間近でみると可愛い〜!(激しく)
まだちょっとふくふくしている所が弟にナイスマッチ。
■2列目という事で黒天使さんたちもようやくそれなりに見る事が出来ました。
あれはトートの分身じゃなくて子分みたいなものだよね?(勝手に)それにしては可笑しかったのが
「♪俺を震えさせる〜」とトートが歌っている時に黒天使達が本当にブルブル震えてるー
それも笑ってくれと言わんばかりの震えっぷりでいい仕事してます、皆さん。
一色、研、青樹、城咲、星条、龍、白鳥までは分かったけどあとの3人は分からず
(だって研2,3辺りだもん)
それにしても今回際立ったのが黒天使の踊りの機敏さ。
あれは人のする動作じゃない(黒天使だからいいか)スローモーションで観たくなりました←意味無い
■侍従コンビは綾月えりちゃんと明日海りおちゃん。
男役下級生で兵士や従僕が多い中、侍従は2人だけで衣装も違うからおいしい役どころ。
えりちゃんはちょっとおっちょこちょいキャラなのか?動作がコミカルでよい♪
一方のりおちゃんはやっぱり目がいきますね。ぶっちゃけ好みです(告白だよ)
今日よくよく見たら好きな顔してたよ。
役どころとしてはえりちゃんよりしっかりしててソツがない…って感じかな?ま、王道かな。
でも格好いいからOKなのです♪
「なみだ橋〜」の時はまだピヨピヨしてたのにいつの間にか男役らしくなっちゃって(涙)
スタイルもいいのでこれは成長株というのも分かる気がする。
■死刑囚を見つめるガイチフランツの目が訴えてるよ!後悔してるよ!!←細かい所を見過ぎです。
■バートイシュルは楽しすぎて何を見る間もなく終わってしまう(涙)でもガイチ!
ヘレネを紹介された時にそんなに微妙な顔をしなくてもいいじゃないかー
何か苦虫を食った感じでしたよ。あれじゃあーちゃんが可哀想だよぉぉ(代わりに泣く奴)
■舞踏会の場面は(メロディもなんだけど)まるでオルゴールのよう。
それは霊魂達が演じているからなのか。
ハプスブルグ帝国がすでに崩れかけているという虚像の象徴なのか…
■トートと会って動転したエリザベートに異変に最初に気付いたフランツ、
でもその本質まで見抜いたのは星原パパ。ここでまた泣けます。
それに息子に注ぐ愛情たっぷりの表情がまた(うううっ)
■女官のフジコはどうみても厳しく見えない(ごめんね)
髪型のせいか今までの印象のせいかどうみてもコミカル部門じゃないのかなぁ?
■嫁姑バトル(苦笑)で発するアサコの「娘を返して!」
ここの悲鳴にも似た訴えがたまらなく好きです。この迫力は男役が生かされているのかな?
■出ました、我らがさららんエルマー!相変わらず独立運動の事しか考えてません(笑)
まぁ恋人もいないって言ってたしな←さらら茶情報
「女狐め!」と射止めようとするエルマーを止めるトート(止めないとトートの野望が達成しない)
エルマーが抗っても抗いきれない相手に向かっているのがピストルを持つ手が
震えているので良く分かります。洗脳という表現は嫌だけど、
心の闇にトートが入り込んだ瞬間なんだろうなぁ、この場面って。
一度入り込んだら死ぬまでぬぐえる事のないまばゆいものであり、恐ろしいものでもある存在。
甘美な誘惑には毒がある、といった感じかな?
「エリザベート」のこうした表現がたまらなく好きです。裏をかくと色んな表現が含まれてるしね。
またこういう時(トートと人間達が出会う瞬間。子ルドルフ然り)はいつも喪黒福造を思い出す(え)
だって同じじゃない?‘心のスキマお埋めします’でしょ?最後は落とされるし←そういう問題か?
■カフェの場面で例の‘謎の若手ズキューン君’を探そうと思ったんだけどやっぱりよく分からず…
とーやん(榎)かと思ってたんだけどりおちゃんだったのかな…
ただ途中から出てきたのでそうするとカフェの男ではない訳で(きっと)
今パンフを見る限りでは麻月れんか氏もそうか?なんて思い出してきて。
あ〜早く誰か分かってすっきりしたいっ(切実)とりあえず、皆カッコイイの。
■帽子をとる際のトートがにんやり笑ってる!!ズガーン!!(…なんであんな笑みできるの…)
■エリザベートに再度拒絶されたトート、この扉のシーンはサエコトートのお勧めポイントの一つ。
あんなの打ちひしがれてるトートは見た事がない!
それもエリザの前では強気に振舞ってるけど、扉を閉めた途端にあの苦悩に表情ですもの!
どうしたらこの娘が自分を愛するようになるのか…執念にも似た欲望ですね←完全に妄想(笑)
■さて、きました「ミルク」の場面。とにかく近い事もあっていつもより大迫力で。
彼らの目にうつる怒りと憎しみが歌と表情と行動で客席に訴えてくるんです。
ただ息をのむだけで、自分も何かしなければと勘違いしてしまうほど。
まじで泣きそうになりました。やっぱり何かを動かす力を国民は持っているのです。
ハプスブルグという御伽話で出来た箱は現実にぶつかると脆くも崩れ去ってしまうのです。
【第二幕】
■「キッチュ」小ハプニング。いつも下手でルキーニが写真を撮るのですが、通る際、
私の前の席の人がやたらキリヤンに手を振ってたら振り替えしてくれてました(やさしい)
その人達の隣4席はまだ座ってなくて。
そしたらキリヤンは「なんか空いてる…」(ここで一人男性が戻ってくる)「早く座ってください」
会場大爆笑です。こういう所も見逃さないのね!さすがだ、キリヤン。
■いつもお魚からマデレーネになる瞬間を見ようとするんだけど、フジコを見てると見逃します(涙)
今日は下手で真正面だし絶対見ようと思ったのに〜(悔)
だってフジコの一言がなんかツボなのです。
■子ルドルフはエリザベートの帰りをずっと待ってて(銀橋をマッハで歩くアサコの方をちゃんと見て)
帰らないと気付いたルドルフは去っていくんですが、その前で一言「…ママ」と言ってる…
知らなかった〜切なさ倍増です。
■今調べたら病院のシーンでも榎氏と麻月氏が出てた!(前見た時病院で発見したから)
これはますますどちらか分からない〜(涙)←どうでもいいよ
■独立運動は圧巻!革命派達は年齢を重ねて落ち着いているけどルドルフは若いですから。
若さゆえの暴走?それは誰にも止められないし、ましてルドルフの‘孤独’という心の闇に
トートが入り込んでしまったのならなおさらどうしようもない事。
あ、ここの「♪今を逃すともう二度とチャンスはないぞ〜」という革命派達のアンサンブルが
たまらない。
ここで確かトートがみっちゃんや越乃氏の手を握る(ちょっと曖昧だ)んですが、
その時2人とも手の感じを確かめてるんですよね。
これはトートが他とは異質だという事をよく表現してて好き。
雪初演ではツェップス役のちはる兄貴が始めてトートと会って握手をした時に
その表現をしてたんですが、今回はそれはないのでここできたか!と思いました。
■きました!!トート閣下の「…死にたいのか」
このニヤリとした表情とゾクゾクと、でもどこか甘い声。
やっばい、魅かれてしまう〜(帰って来い自分)
ちゃんと抗うルドルフは偉いです(笑)だってルドルフは別に死にたい訳じゃなかったんだもの。
最愛の母からも同士達からも離れてしまった以上、本当に「これ以上生きるあて」がないだけなんだ。
■葬儀の場面は初演から弱いからな〜ただここはエリザベートよりフランツの方が切ない。
心優しい人だから絶対息子を愛していたと思うし、息子だから失う悲しみは何倍にも返ってくる。
何が切ないって、皇帝という立場上エリザベートのように泣き崩れる事が出来ない事。
どんな時でも皇帝として存在しなければならない苦悩が滲み出てます。
フランツもそう考えると時代の犠牲者でもありますよね。
あと、アサコエリザで「おおぉ」と思ったのはトートに「死は逃げ場ではない」と言われて
死ぬ事が出来ず泣き崩れる所(毎度細かいんですが)
今までの印象は静かい泣いていた気がするんですが、アサコは号泣なんですよね。
号泣より慟哭かな?思いの奥から出てきた悲鳴はより悲しみを誘います。
アサコは泣きが上手(そんな締めくくり…)
■ウィーンの街角では周りがけっこう小芝居してるんですね。誰が〜とは分からないけど面白かった。
あと友人情報で知ったんですが宙の和音美桜ちゃんの妹(琴音和葉ちゃん)を発見。
風船持ってる女の子♪結構一度見たら分かる顔してました。
ちょっと面長だけど似てるかな。ロケットでも一番下手で発見しました。
■最終答弁でもう一度霊魂達に会えるんですが、ここでさららんが下手に!やっぱりいい。
見開いてどっかいった目してますもん。だからさららん好きなのよう。
■正直言ってしまうと、最後ルキーニがエリザベートを刺した時なぜ
彼女がトートを受け入れたのか分からないんです。
なかなかの爆弾発言なんですが(まぁここが肝心だし)だってそれまで拒絶してたし、
自ら受け入れようとしてもそれは逃げだったり。
受け入れようとした気持ちが描かれてないような気がするですよね。
トートが待ってるのは分かるし、ルキーニが刺したというのも分かる。
肝心はエリザベートの問題。初演から10年、未だにこの謎は解けないんです…
ただどこかで聞いたトート=エリザベートの説を考えるとちょっと分かるような気も。
※風共のスカーレットTUのような、2人で1人という存在。
トートはエリザベートが作り出した心の闇を反映したもの。
じゃあ何故この場面も好きかと言うと(いや、好きなんですよ)
昇天のシーンが2人とも嬉しそうだから。まいっかという気持ちになっちゃうんです(爆)
幻想的だしね、見た目よければ全てよし(おいおい)
ここの最後の影カゲコーラスがまた良くて!綺麗にまとまってないんですよ!
やっぱり不協和音なの!!
この音のずれがハプスブルグ帝国の崩壊、しいては戦争の時代に突入していく暗闇が感じられて…
大締めでうっとりきちゃうmahina。
■ガイチソロ〜うっとりだぁ♪今日は切ないバージョンだったのかな?しんみり聞いてしまった。
■フィナーレのダンスもメロメロ(娘役も男役も)やっぱりさららんばっかり見ちゃうんだよなぁ。
■デュエットはアサコがカツラを変えてました。
すっとしたショートからすこしウェーブのあるショート。正直前の方が好き(爆)
でも下手に来た時二人とも(特にアサコが)めっちゃくちゃ幸せそうだったのでよしとします。
あんな笑顔見せられちゃ何も言えないよ。
■そしてフィナーレのさららんとガイチにずきゅんとなる、と(バカすぎ)
だって2人とも「有難うございました」って言ってくれるんだもん。
伊織氏も言ってたよなぁ…(遠い目)
最後はサエちゃんの爆裂幸せホワホワビーム(これまたトート閣下の狙い目ビームじゃない所が…)
にやられて、いつの間にか幕、でございます。
また語ってしまった…止まらないんですよね〜
それもだんだん観る所が細かくなってるし、いつのまにか若手発掘してるし(お前は雪担では?)
もしかしたら雪より月の方が若手は知ってるかもしれません。
とにかく「エリザベート」は想いが強すぎて。
でも実際に観られる事に感謝して、あと2回大切に観劇したいと思います。