−惜しみない愛情を−

だれもいないその部屋で あなたはこの手紙をぱらりとひらく。
柔らかい陽光を沢山浴びた四月の風が 静かに桜花を舞わせるように
あなたも静かに読みふけるのだろう。

これを読むあなたはどんな気持ちになるかしら?
そう考えながら手紙を書く この時間がたまらない。

直接渡すのはちょっと苦手だから いつも会っているのにあえて投函。
過去の私から今のあなたへ贈り物。
そんな悪戯心も心地良い。
突然の知らせに驚きつつも 穏やかに微笑むあなたの姿が目に浮かぶ。
彼の顔を思い浮かべながら文字を紡ぐのは なんてこの上なく幸せな時間なのだろう。

たとえどんな未来が起ころうとしても
今この瞬間は、あなたは私だけのものになる。
さぁ惜しみない愛情を 私はあなたにささげましょう。
その瞬間 私の世界は君色に染まる。

                                             06.1.25
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こんな愛しい気持ちをくれてありがとう、といった感じ