−この気持ちが恋でなくても−
「いつから?」
気付けばあの人はそこにいた。
子供達に屈託のない笑顔を振りまいている 私の気になる人。
あの通る声 あの笑顔 なにげない動作。
気付けばあの人を目で追ってる自分がそこにいた。
「好きなの?」
その問いは愚問かつ難問ね。
好きという感情かどうかなんて誰にも分からない。
不確かで不安定な年頃に特徴的な
憧れと言う名の 儚く脆い倖せで愚かな夢なのかもしれないし、
いつかは 時と共に崩れゆく砂みたいに忘却の海に漂う存在になるかも。
「じゃあ」
でも たとえ
この気持ちが恋でなくても
あの時、胸に刻んだ甘苦しい痛みはきっと
恋という迷路の入り口だったと 今になれば分かるのに。
06.3.13
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答えが出ないから、若い恋はこんなにも苦しい
曖昧な自己完結をしてしまう そんな恋がいとおしい
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