−地獄を笑って待つ男−
あいつはいつも一人
群れる事を知らず 鋭い目つきで世界を見ているよう
でも周囲から 一目置かれるような 存在感
そんなあいつはいつも一人
一度だけ 奴と話をした事がある
「あんたいつも一人だね」「…」
「友達作ろうとか思わないの?」「…」
「好きな事とかないの?」「…」
「変な奴…」
私は奴のもとを去った その時
「…気になる?俺の事」
振り返って見た彼は光悦とした表情でにいっと笑い こう言った
「俺は待ってんの。この世が堕ちるその瞬間(とき)を」
何を意図していたのか
その表情は 闇夜を引き裂く月光のようで なのに
鋭いはずの目つきは 優しく包み込むような 甘美なものだった
一瞬にして 私の世界は奴に染まった
奴は地獄を笑って待つ男 そして 私はそんな地獄へ誘われる女
05.8.28
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何でしょうこれ…ただ最後の一文が書きたくてこんなことに。
mahinaの思うカリスマってこんな印象かも。